10月に入り、朝晩の寒暖差が大きくなると、お客様の関心は夏服の片付けから冬物の準備へと本格的にシフトします。この時期、多くのお客様が春にクリーニングをしないままクローゼットにしまい込んでいたコートやダウンをそのまま着ようとしています。ここに今月の大きな販促チャンスがあります。
そこでお客様に着る前の点検を呼びかけ、冬物重衣料の早期出荷と高付加価値加工(防虫・防カビ・撥水)による客単価アップを狙うアプローチを考えましょう。
【Plan】「しまい忘れ」を救う!「着る前点検」提案の狙い
春の繁忙期にクリーニングを出しそびれてしまった衣類は、クローゼットの中でカビや変色、虫食いが発生しているケースがあります。いざ着ようと思った当日にカビ臭い、シワだらけ、シミがあると焦るお客様を未然に救うのが「着る前点検」の提案です。
コートやダウン、セーターなどの冬物重衣料は、もともとの基本料金が高めであることに加え、着用期間が長いため防虫加工や防カビ加工、撥水加工といったオプションの必要性を実感しやすい傾向にあります。
単に「クリーニングに出してください」と促すのではなく、「大切な冬物を気持ちよく着るための総点検」として提案することで、まとめ出しとオプション加工のセット注文を促進し、客単価の大幅な向上が期待できます。
【Do】店頭とLINEで仕掛ける実践アクション
1.着る前セルフチェックシートで気づきを与える
店頭POPやビラで着る前チェックを呼びかけます。
カビのニオイやポツポツはありませんか?
襟元や袖口の汚れ・シワは大丈夫ですか?
虫食いの穴はありませんか?
といった具体的な問いかけを提示し、自宅での点検と持ち込みを促します。
2.気温低下に連動したタイムリーなLINE配信
10月は急な冷え込みが訪れる時期です。天気予報で翌日以降の気温低下が予想されるタイミングで、「明日から寒くなります!コートやダウンの点検はお済みですか?」といったメッセージを配信します。寒さを実感した瞬間の配信は、来店動機に直結します。
3.冬物安心お手入れセットの店頭提案
単品での受付だけでなく「ダウンクリーニング+撥水加工」「コートクリーニング+防虫・防カビ加工」を組み合わせた着る前安心パックをわかりやすい価格で設定します。レジでの「こちらのコート、撥水加工も一緒におつけしておきますね」といった一声が、単価アップの鍵となります。
結びに
着る前点検の提案は、お客様にとってはいざという時にすぐ着られる安心を得られ、店舗にとっては秋口の需要創出と客単価向上を実現できる、双方にとってメリットの大きい取り組みです。気温の変化を逃さず捉え、ぜひ今月の店頭・販促施策としてご活用ください。