特 集
中東情勢の影響を受け、エネルギーや資材のコスト増が深刻な課題となっている。石油製品への依存度が高いクリーニング業界への影響について、主要メディアでも報じられている。メディアがどのようにクリーニング業界を報じているのか。情報を集約した。
2026/6/15
時事通信「ナフサ供給回復に期待―戦闘終結合意」
海峡封鎖はさまざまな分野に影響を及ぼした。ナフサの供給不安に悩まされた小林ランドリー工場(東京)小林史明社長によると、3月までは18リットルで4,000円程度だったナフサ由来の溶剤は6,000~7,000円に値上がりした。経営維持のため、衣類などのサイズに応じた追加料金を導入した。供給が落ち着いたら撤廃予定だが「一度値上げしたものが下がることはないのでは」と不安がる。衣類用ハンガーなども原料は石油由来のため、小林社長は「ハンガー使用をやめるなど、業界全体で対応を考えるときが来ているのかも」と話した。(Link:時事ドットコムニュース)
2026/6/15
CBC中部日本放送「原油価格高騰で苦しむクリーニング店… 『素直にうれしい』ホルムズ海峡の開放は実現するのか」
アメリカとイランの戦闘終結の合意について、原油価格高騰に苦しむ現場はどう受け止めたのか。5月に取材した際は、石油由来のあらゆるものが値上がりし、経営を圧迫していた。「僕らは何もできないので、終結を望んでいただけだったので素直にうれしいです。原油の価格が安定して下がってきて、来年の繁忙期のときにモノがないと心配することなくできたらいい」おしゃれクリーニングホワイト(一宮市)疋田久人さんが取材に答えている。(Link:CBC)
2026/6/4
NHK仙台「中東情勢受け 宮城県内の商店の影響は」
仙台市のクリーニング店では仕入れ価格が高騰し、資金繰りが厳しい状況が続いている。石油由来の溶剤は45%値上がり、包装資材とプラスチック製のハンガーも、今月以降、それぞれおよそ40%値上がりする予定。包装資材については、今後は納期までに確実に提供できる保証がないという連絡が取引先から入っている。価格が高騰する資材の購入や人件費の支払い、機械の修理費用などを賄うため金融機関から借り入れた借金の返済も重なり、手元に残る利益は少なく資金繰りは厳しいという。「毎月毎月の支払いが増えるわけで、利益が圧迫されてしまう。これ以上資材価格が上がるようであれば価格転嫁せざるを得ない」アスナロ北仙台店(仙台市)大久保圭司社長が取材に答えている。(Link:NHK)
2026/6/3
四国放送「中東情勢悪化で目詰まり 深刻『ナフサ不足』の影響」
徳島市新浜町にあるクリーニング店、ナフサ不足による深刻な影響を受けているという。Yシャツなどに被せるビニールはナフサで出来ているが、値段が4割ほど上がっている。ドライクリーニングや染み抜きに欠かせないナフサ由来の溶剤も値段が4割ほど上がっている。クリーニング後にワイシャツの襟元を留めるプラスチック製のクリップは、5月から入荷が完全に止まり、今後も確保の見通しがつかないという。「自社でかなり工夫はして、できるだけ値上げをしないように努力しているが、どうしてもかかえきれないところが出てきているので、その分は価格に反映することがあるかと思います」サカクリーニング(徳島市)坂浩司専務取締役が取材に答えている。(Link:四国放送)
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