特 集
中東情勢の影響を受け、エネルギーや資材のコスト増が深刻な課題となっている。石油製品への依存度が高いクリーニング業界への影響について、主要メディアでも報じられている。メディアがどのようにクリーニング業界を報じているのか。情報を集約した。
2026/5/28
CBCテレビ「石油製品不足 ビニール・溶剤・燃料・ハンガーなど…『オイルショックと比べいまの方が酷い』」
イラン情勢の影響により、裾野の広い石油製品は、様々な業種に影響を与えている。「ビニールは入荷の見込みがないと言われている。在庫がなくなった時にどうかなと不安」おしゃれクリーニングホワイト(愛知県一宮市)疋田博史さん、疋田久人さんが取材に答えている。溶剤も5月から1.5倍に、ハンガーは3円近く値上がり、ボイラー燃料の灯油もどんどん値上がっている。オイルショックと比べても、いまの方が酷いと話している。(Link:CBCテレビ)
2026/5/25
サンテレビ「ナフサショックはクリーニング店にも…仕入れ価格高騰で業界に打撃」
兵庫や大阪におよそ80店舗を展開するホームドライの工場では、衣替えシーズンを迎える中、いわゆる「ナフサショック」への厳しい対応を強いられている。「価格だけじゃなく供給不足。クリーニング業界で今まで経験したことがないような状況になっているのが現在のイラン問題」ホームドライ(神戸市)太白守貞常務が取材に答えている。サービスの質を維持しつつ、経営努力によるコスト削減も行ってきたが、泣く泣く一時的な値上げに踏み切った。「クリーニング店に対して国・行政の支援が薄い。コロナの時もほとんど支援がなかった。クリーニング業界には補助金・助成金が出ないのでもっと手厚くやっていただきたい」(Link:サンテレビ)
2026/5/24
有働Times ANN/テレ朝「密着 シンナー確保に奔走する社長」
神奈川県相模原市を中心に23店舗あるクリーニング会社の工場。自動で仕分けされるのは、1日平均2500着の洗濯物。ドライクリーニングで使用するのは、ナフサ由来の「有機溶剤」。3月末には1リットルあたり約160円だったが、現在は約290円まで値上がりしたという。「まだ7月にも、価格が変わるっていうお知らせは来てますので、まだこの先、全然見通しがたたない状態です」AKランドリー(相模原市)三橋崇子営業本部長が取材に答えている。自動包装用の袋も5割ほど値上がり。薄くするなど、使用量を減らす努力を続けているが「裾の余白の部分なんですけれど、そこももう今限界ギリギリで、機械の設定位置で今ゼロになっています。なくなってしまうと汚れてしまったりするので。ただ今はもう、できることももう全てやり尽くしている状態で…」(Link:テレビ朝日)
2026/5/20
NHK NEWS 宮崎「ナフサ調達苦で宮崎市の包材会社やクリーニング店は」
イラン情勢の悪化で石油製品「ナフサ」の供給が不安定になったことで、宮崎市のクリーニング店では資材などの価格が大きく値上がりし、苦境に立たされている。「資材の価格がここまで上がるのは初めての経験で、ほぼ全工程で石油由来のものを使うため、影響はかなり大きい。物価高の中、少しでもお客様の負担を減らせるようにと価格を据え置いていたが、このままではお客様にも負担していただかないと、経営が苦しい。早く灯油代や材料代が安定してほしい」森中ドライクリーニング店(宮崎市)森中純一社長が取材に答えている。ナフサの調達難が続く場合、仕入れ先から「出荷制限をする可能性がある」と、伝えられている。(Link:NHK)
2026/5/19
テレビ長崎「燃料急騰で打撃のクリーニング業界 溶剤、ボイラー、ハンガーなど…影響広がる」
中東情勢の影響を受けた原油価格の高騰はクリーニング業界にも大きな打撃を与えている。ドライクリーニングに使う溶剤や服を掛けるハンガーなど、クリーニング業界では石油由来の多くの製品を扱う。アイロンがけや衣類の乾燥などの工程にも石油由来の原料が欠かせない。「全部、軒並み上がっています。早く落ち着いてもらわないと困る」長崎県クリーニング生活衛生同業組合・井上隆理事長が取材に答えている。(Link:テレビ長崎)
2026/5/15
関西テレビ「クリーニング店は大打撃で悲鳴」
ポテトチップスの”白黒パッケージ”によって、一段階、フェーズが上がったとも思える石油製品の供給不足。取材を進めると、私たちの衣食住が危ぶまれる実態が見えてきた。クリーニング後の服を覆うカバー、ハンガー、クリーニング溶剤、シミ抜き溶剤...クリーニング店の業務で使うもの、ほとんどがナフサ由来だった。「現状が続くと石油系の溶剤がなくなると、それこそ大変。石油溶剤が入ってこなくなると洗えなくなる。たちまち仕事が止まってしまう」クリーニングコージー(大阪市)益田浩二社長が取材に応えている。(Link:カンテレNEWS)
2026/5/12
東京MX「原油価格高騰で…クリーニング店にも『サーチャージ』導入」
「いま使っている液体が石油系溶剤。次回の入荷から1.5倍になり、1個6,600円だったのが9,900円になる」小林ランドリー工場(東京都品川区)小林史明社長が取材に応えている。そのほか、ハンガーや衣類を包むビニールカバーなども仕入れ価格が10%から30%ほど上がり、さらに配達のガソリン代も重くのしかかっている。そのため、店は苦渋の決断として5月7日から「サーチャージ」制度を導入。「コストを下げるのは散々やり切って、雑巾でいえば絞り切って水が出ない状態で今、こうなって、もうやれることがない。一時的に安定するまでは資材高騰に対応するために1点当たりのサーチャージ代を頂くことにした」。通常のクリーニング料金におよそ10%の追加料金を上乗せする形で、事態が落ち着き次第廃止したいとしている。(Link:東京MX)
2026/5/11
NHK NEWS関西「イラン情勢で原油価格高騰 クリーニング業界に深刻な影響」
イラン情勢の緊迫化による原油価格の高騰は、クリーニング業界に深刻な影響を与えている。ドライ溶剤が8割超値上がりし「いままで経験したことがない異常な感じの上がり方」ヨシハラクリーニング(滋賀県彦根市)吉原保社長が取材に応えている。ボイラー用の重油もこの半年で2割以上値上がりしているが、それ以上に供給自体がどうなっていくのかという見通しまでなかなかつきにくい。同社ではボイラーをガスに転換、ハンガーの返却デポジット制、包装カバーを1cm短くするなど、危機的な状況にあらゆる経営努力を行なっている。(Link:NHK)
2026/5/5
東奥日報「ナフサ不足、青森県内綱渡り クリーニング工場、縛るひも入荷停止」
弘前ドライクリーニング工場(弘前市)では、ホテル向けタオルやガウンの納品に使うひもの入荷が止まった。ひもはナフサ由来の物質が使われている。「4月以降、ひも入荷の見通しが立たなくなった。在庫は2、3カ月分あるが今の状況があと1カ月続いたら…」。久保栄一郎社長が取材に応えている。病院など一部顧客の制服の包装に使うビニールも入荷がストップした。不織布や紙への転換も検討したが、価格がビニールの10倍以上はね上がるため、難しい。ボイラー用の重油はイラン情勢悪化前の3月上旬時点で1リットル当たり88円だったものが、4月末には同140円まで急騰。さらに円安などの影響でハンガーや洗剤、おしぼり用のタオルなども、年始と比べて1~2割値上がりしている。(Link:東奥日報)
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